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2011年度活動報告/森のようちえん【4.5才児クラス】

秋冬組/第6回                  2012.03.17
 今年度最終回のようちえん。またまた雨・・のようちえん。この秋冬は雨が多かったけど、子どもたちにとっては雨もまた楽しいものなのです。この日も洗面器が大活躍。雨音を楽しんだり、溜まっていく様子をながめたり。こどもたちって、そんなたわいのないことに、ウキウキワクワクしてるんです。
 春も近くなってきたので、公園内にはノビルがいっぱい。ちょっと失礼して、少しだけ自然の恵みをいただきました♪土の中からミミズが出てきて驚いたり大喜びしたり、自然の中での小さな出会いは本当に楽しいです。
 森の小枝をのこぎりで切ってみました。初めてのこぎりを使う子はスタッフといっしょに、何度目かの子は自分で上手に切ることができましたね。切れたときのこどもの顔って、ホントにいい表情♪この木でおみやげにかわいいメダルをつくりました
  


秋冬組/第5回                  2012.02.18
 まだまだ寒い2月〜。焚き火をする広場まで、さあ!出発!・・と移動を始めたのですが、この日はなぜかなかなかたどり着けず。なぜって、道中仙人の棒を見つけてしまったり、天狗のうちわを拾ってしまったり、細い細い丸太(枝とも言う)の上を歩かなければならなかったり、妖怪の森を抜けたり、こどもたちのストーリーの世界にみんなでどっぷり浸かってしまったから・・!ただ歩いてるだけなのに、ほーんとに楽しいんですヨ♪
 やっと着いた広場で火を焚いて、お湯を沸かします。そのために焚き火台に入るくらいの長さに、のこぎりで枝を切るのにもチャレンジしました。いつもやっている子はひとりでがんばり(見事なほど美しい切り方です)、初めての子はスタッフの手を借りながら切りました。最後までよくがんばった!お湯が沸くまでの間、小枝の色鉛筆でお絵描きのまねごとをして・・あらら、もうお弁当タイム!お腹が空くのも忘れて、遊びに没頭してました。
 お弁当とデザートの焼きマシュマロをほおばった後は、火の始末をして、自分の荷物をまとめて。もと来た道を戻り始めました。色さがしをしながら歩いていたら、道端に小さな花がたくさん咲いているのを発見!春はもうすぐだね。
 森をぬけたところでおはなし会をしました。今回のお話は、森のねずみたちの冬の舞踊会のおはなし。氷の上でねずみたちが「くるくるつるつる」している様子がとっても気に入って、そのあと原っぱを通った時はみんなでねずみの真似っこ。原っぱでそれはそれは楽しそうに転がりまくってましたよ♪

  

秋冬組/第4回                  2012.01.21
 暦は大寒。とっても寒い日でした。「今日こそ火を焚かなくちゃ!」と、広場を抜け、森を抜け、火を焚ける場所まで移動。移動中こどもたちは森の中で小枝を拾い、ドングリも拾い、倒れている大木を見つけては「ドラゴンが来たんじゃない?」なんておしゃべりも楽しんで。こどもの世界はHAPPY♪がいっぱいですね。
 早速焚き火台に火をつけて、しばし火あそび。体も温まったところでバナナを網焼きに。みんな「おいしくなあれ!」って焚き火の周りで踊り出していました。熱々のバナナは甘くておいしかったね。
 突然降ってきた雹の音にびっくりしたり、実際にキラキラ光る雹に見入ったり、いろんなハプニングがあってもみんなでどうにかクリアしていくのがこどもクラスのいいところ。お弁当を食べる場所をつくるために、みんなで力を合わせて丸太をころがしてきたり、、分かれ道があったら棒の倒れた方向に進むって決めたり、こんなこどもの時間がとっても素敵だなあって思うのです。

  

秋冬組/第2回                  2011.11.19
 今回も雨のようちえん。きっと今日は1日降りっぱなしだねぇ・・とスタッフはちょっとため息・・なのですが、こどもはそんなのお構いなし!カッパに長靴、嬉々として身支度をして、雨の森へ。木の実をひろったり、落ち葉をかき分けて虫探しをしたり、元気なんだなあ。
 雨風が強くなっても、大喜びで雨に打たれる感覚を楽しむ。アスファルトにたたきつけるような降りに「わあ!うさぎさんがいっぱい跳ねてるみたい!」と目を輝かせて見入る。すごいな。素敵だなあ。
 今回はあずまやで過ごす時間が多かったですが、森の中で拾った枝をのこぎりで切って、工作をしてみたり、あったかいお茶を飲みながら絵本を読んだり、お絵かきをしてみたり。動きたい!と思えば木の実投げをしてみたり、こどものあそびは留まることがありません。さあっと吹く大風に、木の葉がヒラヒラ舞い落ちてゆく風景や、あたりが霧で真っ白くなっていく様子も、きっとこどもたちのこころに残ったんではないかな・・と思います。
 次回は晴れたらいいね。焚き火がしたいね!

  

秋冬組/第1回                  2011.10.22
 秋冬組のスタートです!でもこの日は雲行きがあやしい感じ・・。雨の降らないうちに森の探検にいこう!と歩き出すこどもたち。森の中はどんぐりがいっぱいでした。木の実を拾ったり、大きな切り株であそんだりしていると、やっぱり降りだした〜。ザーザー降りの雨に、あずまやに避難してしばらくここで遊ぶことに。
 拾ってきた木の実をずらっと並べる。もう少し欲しいなと思えば、雨の中に飛び出していって、拾ってくる。ただ並べるだけなのに、なんだか面白いんだよねぇ。一方で洗面器に雨をあつめて、雨の音やしぶきの様子にただただ浸っているこどもも。洗面器が雨で溢れそうになると、近くの雑草にあけ、また雨をあつめる。お腹がすいてるのも忘れて、雨と遊ぶ。そして、そのまたこっちでは雑草と木の実でラーメン屋さんごっこ。水の中でゆらゆら揺れる雑草ラーメン、ずいぶん長いこと煮込んでいましたっけ。大人が何にも構わなくても、すてきなすてきな遊びの時間。
 10月だというのにこの日は意外と蚊が多くて、くわれたところにドクダミの葉っぱをすりこむとかゆみが止まるよ〜と教えたら、早速お手当をしてくれました。まず葉っぱでごしごし、そのあとは枝の注射です。そして最後に葉っぱのばんそうこうを貼ってもらって「はい、いいですよ」。やさしい看護婦さんにスタッフ感激♪
 雨が止んだらおおきな水たまりも出現してるし、はらっぱも「走りにおいで〜」って呼んでるし、楽しいことがいっぱいの森の中。また森といっしょに遊ぼうね♪



春夏組/第6回                  2011.09.17
 ようやく木の実の落ち始める季節になりました。第6回のようちえんのこどもたち、元気に原っぱを走ることからスタート!草むらに突っこむと、バッタたちが空高ーく飛んで、おもしろーい!この日は走って走って何匹かつかまえることができました♪ちょっと休憩した後は「木の実の森」へ。みんなが大好きなドングリが、風が吹くとパラパラ・・と音を立てて落ちてきます。森に寝そべって揺れている木々を見上げたら、「うわー地震かなあ?」「葉っぱが波みたいだねぇ」「口あけてたらドングリが入るかな?」。他にも森の中にはこども心をくすぐるモノがいろいろあって、鳥の羽に関しては「落とした鳥さんが探しに来るから、見つけやすいように地面に差しておこう!」と。こどもの発想はユニークですね。あちこちに鳥の羽が立っていたら、それは私たちの仕業です。
 午後からは男の子同士「秘密の場所に行こう!」と連れだってどこかへ。一方女の子たちは木登りに夢中。「木が気持ちいい」と枝に抱きついてニコニコでした。そこへ男の子たちが大きな葉っぱをおみやげに戻ってきて、その葉っぱで仮面を作ってあそびました。かわいい森のおばけちゃんたち、いかがでしょう?
 絵本を読んだり、拾ったものでお店屋さんごっこをしたり、遊びの幅も広がって、森の1日はあっという間に過ぎていったのでした。

  

春夏組/第5回                  2011.08.27
 第5回目のようちえんは、前日の豪雨の影響で、いつもとなんとなく様相の違う公園・・を感じながらの開催でした。森の探検に出かけると、目につくのはやっぱり虫たち。アリンコの大行列にちょっかい出しながら、はたまたセミの抜け殻を片っ端から拾いながら、森を進んでいきました。子どもによって興味の対象は本当にいろいろで、切り株にはえたキノコ専門で遊んでる子も。落ちているシュロの葉を見つければ、ハタキに見立ててお掃除ごっこが始まったり。やっぱり子どもは遊びの天才だなあ・・と感じます。
 お弁当を食べたあとは、近くに咲いていたヒルガオで、女の子たちは髪飾りをつくってもらい満足げ。さっきまではハタキだったシュロの葉っぱを、今度はズボンにさして、おしゃれなリスさんのできあがり♪リスは木の実を食べるんだ〜とエノキの実をたくさん集めて大はしゃぎ!でした。
 この日は巨大な水たまりが出現していて、スタッフはこちらに大はしゃぎなのですが、子どもたちはいまいち乗らず、避けて通ろうとする・・。「わあ!こんなに深〜い!トンボも遊びに来てるよ〜」と呼びかけると、おそるおそる入ってきた。きっと今まで水たまりで遊ぶ機会がなかったんだね。入ってみれば、水の中に草がゆらゆらし、楽しいじゃない?スイッチが入ったように、ザバザバと水しぶきをあげて笑顔で歩く子どもたち。またひとつ、殻をやぶったような瞬間でした。

   

春夏組/第4回                  2011.07.23
 第4回目の夏のようちえん。ヒマワリ畑がとてもきれいな季節なので、スタッフとしてはそちらへ歩いていきたいな・・と目論んでいたのですが・・・ようちえんが始まって、いちばん最初にこどもたちの目に飛び込んできたのが「セミのぬけがら」と「穴」。セミの声も例年に比べるとおとなしめですが、「どこにいるかなあ〜」と声を追って、ヒマワリ畑とは別の方向へ・・・。あああ・・・そっちへ行ってしまうのね〜。でも、虫を追いながらたどり着いた草むらにはつゆ草がいっぱい咲いていて、そこではじまったのが色水あそび!花びらを水の中で揉みだすと、花の青が水にとけだして。袋をお日さまにかざしては「きれーい!」とキラキラひかる色水に夢中になって遊んでいました。
 そしてこの日通りがかった森では、またまた秘密基地つくりがはじまりました。何度も経験していると、しかけもだんだんと大掛かりになってきて。草でつくった「入口のサイン」や、枝でつくった「アリンコのブランコ」、今回はなんとコンサート会場までつくりました!切り株を太鼓に見立て、枝や丸太を拾ってきて「これは笛!」「これはピアノ!」いろんな楽器が登場し、こどもたちはすっかり「森の音楽隊」に。「パパやママに見せよう!」と、丸太を並べて観客席もつくりました。お迎えに来たパパやママを秘密基地にご招待して、お披露目。トトロの「さんぽ」をみんなで歌いながら演奏しました。パパやママがとっても喜んでくれて、よかったね♪

  

春夏組/第3回                  2011.06.25
 第3回目のようちえん。原っぱがとっても気持ちいい季節。最初はシロツメクサでブレスレットを作って遊んでいたこどもたちでしたが、チョウがヒラヒラ飛んでくると「待て〜!」とたちまち追いかけっこに。虫とり網は「無い」ので、こどもたちもいろんなことを考えます。大きく口を開けた虫かごに野の花を入れてチョウチョが入ってくれるのを待つ、手に花を持って掲げる、でもやっぱり帽子で捕まえるのがいいか〜と汗だくになりながら走り回る!途中たんぽぽの綿毛に寄り道したり、いもむしに脱線したりしながらも、最後にはとうとうつかまえることができました〜!自分たちで考えたチョウチョ捕獲大作戦、おみごと!
 お弁当の後は「のこぎりをしたい」思いと「お人形あそびがしたい」思いが重なって、小枝で木のお人形をつくって遊ぶことに。自分でお道具を出して、軍手をはめて、準備はオッケイ!さあ、ギコギコ〜。やっぱりまだ木を押さえるなどちょっとした大人のサポートは必要ですが、小枝ならひとりで上手に切り落とすことができました。マジックでお顔を書いて、かわいいお人形のできあがり!森の中で木の実や葉っぱを集めてごちそうもつくりましたよ。森で出会ったトカゲさんもご招待?して、かわいい森のおままごとになりました。
  


春夏組/第2回                  2011.05.14
 第2回目のようちえんは、良く晴れて、でも風がちょっぴり強い日でした。集合して、木漏れ日の綺麗な森に目をやると、何やら上から雪のような白いモノが降っているのを発見!「行ってみよう!」とそこへ行くと、そこはニセアカシアの森でした。木々の花が満開で、風が吹くたび花が舞い落ちているのでした。「ポップコーンの花みたいだ〜!」こどもと一緒になって、しばし降ってくる花を帽子に集めているうちに・・・今度は地面にキノコを発見。次のあそびはキノコさがしの旅〜!?キノコ求めて歩いていると、その森はダンゴムシがたーくさん住んでるのに気づきました。せっせせっせと虫ポーチにダンゴムシを拾い集め、ポーチの中はダンゴムシがぞろぞろ状態・・。うわぁ、すごい〜。途中、脱皮してる最中のダンゴムシにも出会いました。脱皮がうまくいかなくて、白い皮が半分くっついたままのダンゴムシには「これ、パンツはいてるの?」こどもの世界は本当に愉快です。お弁当のときも集めたダンゴムシが気になって木になって。常にチェック、そして育てたい〜!発言も出ていました。
 食後は落ちている丸太で恐竜づくりがはじまりました。からだにドングリならべて背びれに見立てたり、葉っぱの羽をつけてみたり。森のオブジェが完成です!お迎えにきた親御さんに、今日のできごとをうれしそうに報告しているこどもの姿、それを楽しそうに聞いてる親御さんの姿、いいものですねぇ〜♪
  

春夏組/第1回                  2011.04.23

 今年度からスタートの「森のようちえん(4,5才児クラス)」。こどもたちだけの、教室です。あいにくの雨でしたが、森の中に探検にでかけると・・意外にも濡れない。そうなんです、木々のおかげで傘なしで遊ぶことができました。枝がたくさん落ちているのを見つけると「秘密基地をつくりたーい」。そこで枝を立てかけたり、葉っぱを壁のようにしてみたり、増築に増築をかさね、ずいぶん立派な基地ができました。こどもって、こんなときいろんなこと考えてるんです。スタッフは手を出さず、見守る。そうするとこどもは自分でこうしよう!って決めて、行動する。すごいな!こどもの力に感動します。
 森の中にはドングリがまだいっぱい落ちていて、落ち葉の下にはダンゴムシの赤ちゃんがいっぱいいて、見たことのない怖い虫(実はハサミムシ)も歩いていて、原っぱにはタンポポやノビルがいっぱいで。「こんどスズメをつかまえよう!」と話を持ちかけられたりして。(次回が楽しみ!)
 自然とふれあいながらの4時間、飽きることなく、ずーっと遊び通しました。大切なことは森が教えてくれるのですね。