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2010年度活動報告/里山あそび教室


里山あそび教室「山菜摘みと間伐」      2011.02.27 千葉県鋸南町
 集落には菜の花や河津桜が咲き乱れ、美しい季節となりました。まだ風は冷たいけれど、大地を見回すと、あちこちからふきのとうが芽を出していました。少し、おすそわけしていただいて、お昼に天ぷらでいただくことに。
 森では枝を拾い、焚き火用にのこぎりで適当な長さに切ります。のこぎりが初めての子も、最初こそうまくいきませんでしたが、要領をつかむとひとりで切ることができましたね。お見事です!かまどでは火をおこして、けんちんうどんをつくりました。
 お腹がいっぱいになったあとは、パワーアップして、再び山しごと。間伐作業と、山の道つくりを少々。整備をすると、山がきれいになりますね!そのころ子どもたちは想像力を駆使し、遊んでいました。間伐材を並べて、それをイカダに見立て、全員で乗り込んで?嬉しそうな笑顔!また長い竹を見つけて、それを組んで基地のようなものをつくっていました。
 火をつかったり、道具をつかったりという経験は、都会ではなかなかできることではありません。里山はすべてが学びの場。自然とつながる私たちのいのち、作業も山あそびも大切なことを教えてくれます。元気をいっぱいもらって、気持ちもリフレッシュ!

  

里山あそび教室「里山歩きと花摘み」     2011.01.09 千葉県鋸南町
 1月の里山にはひと足早く春がやってきます。鋸南町はスイセンの日本三大群生地のひとつ。花のいい香りに包まれまれた農村を、のんびり親子で歩きました。子どもたちはタンポポを見つけたり、落ちている木の実を拾ったり。畑の野菜をのぞいたり、土管を潜り抜けたり、道中野生のサルに出会いビックリもしましたが、遊びながら楽しそうに4キロの道を歩きとおしました。立派!
 ゴールのマザーツリーの森ではスタッフが豚汁をつくってお出迎え。お腹いっぱいお昼を食べた後は、木登りや丸太切り、斜面登り?など、大人も子どもも思い思いの山遊びを楽しみました。お母さんたちは花摘みをして、両腕いっぱいの花束をおみやげに。おだやかな陽射しの南房総で、素敵な1日を過ごしました!
    


里山あそび教室「おやまの開拓団」      2010.06.13 千葉県鋸南町
 山はすっかり初夏の気配!木々の葉は茂り、雑草も元気よく伸びて、そんな中を生まれたばかりのバッタやカエルが跳ねていました。この日は珍しいものを見つけたんですよ。隣の神社の建物の土台の石に・・ヘビの抜けがら!しかもいくつも〜。みんなでヘビが脱皮している姿を想像しながら、おやまの開拓は始まりました。
 今回も森の木の整備をしました。前回よりもちょっと太めの木の伐採に挑戦です。手のこで取り組んだので時間はかかりましたが、徐々にメキメキと音を立て、木が倒れる様は圧巻です。薄暗かった森にぱっと光が差し込み、青空が見えると、草も大地も嬉しそう。
 木登りが大好きな子どもたちは、お父さんに登り方のコツを教わりながらずいぶん高いところまで登っていました。子どもの「登りたい!挑戦したい!」という気持ち、そして思いを達成した時の誇らしげな顔。とても素敵ですね。
 この日のお昼は焼きうどんに飯合で炊いたごはん、お漬物に焼き芋。スタッフ研修も行われていた関係で、メニューがいろいろでしたが、焚き火でつくってお外で食べるごはんは本当においしい!デザートにはお山の夏ミカンをもいで食べ、山桑の実をつまんで口も手も紫色にして、あ〜満腹だ〜!
 デッキを吹き抜ける風がとても気持ちよく、自然の中でいい汗流してリフレッシュできた1日でした。
  

里山あそび教室「おやまの開拓団」      2010.05.16 千葉県鋸南町

 新緑とウグイスの鳴き声の美しい里山で、今回は「おやまの開拓団」編。隣の神社で一日の安全を祈願した後、火をおこしてお昼のカレー作りと並行して、山の手入れを行いました。これから夏に向けて葉が茂って森が鬱そうとしてくるので、込み入った枝をおとして光の差し込む森づくりをするのです。お父さん方が汗を流して頑張ってくださったおかげで、森が明るくなりました。「森で遊ばせてもらってるのだから、この位のことはしないと・・」と言って下さったお父さん、ありがとうございます♪
 一方子供たちは竹を使って、みかんの実を落とそうと一生懸命でした。ポトン・・と落ちたときの嬉しそうな笑顔!知恵をしぼって自分たちで獲ったみかんはおいしかったね。それからふき採りもしました。大きなふきの葉を傘に見立てて遊ぶ子供の姿、可愛かったです。
 自然の中でのびのびと、仲良く遊ぶ姿に、大人たちも癒された一日でした。