本文へジャンプ

2010年度活動報告/こどもキャンプ


秋のこどもキャンプ               2010.10.10-11 水郷小見川自然の家

  秋休みを利用して、「秋のこどもキャンプ」が実施されました。大きな荷物を背負ったこどもたちは、電車に揺られて小見川へ。窓をちょっと開けて、風に吹かれて外の景色を楽しんだり、指を使ってゲームをしたりしながらの楽しい移動でした。雨が少々降っていましたが、駅から自然の家までがんばって歩きとおしましたね。入所式のあとは、改めて自己紹介です。1年生から6年生まで、いろんな学校から集まって出会った仲間たち、2日間よろしくね。
 お昼を済ませ、いよいよプログラム開始!まずは創作活動「キャンドル作り」です。創作室はビーカーや水を張ったたらいがあって、まるで理科の実験室みたい?今回は2種類のキャンドルをつくります。ひとつめはカラーキューブのろうを紙コップに詰め、まわりに溶けたろうを流し込んで固めるキャンドル。色の組み合わせはお好みで。どんなものが出来上がるか想像がつかないので、みんな思いっきり迷いながらつくっていましたねー。ふたつめは水風船を使ってのキャンドル。水を入れて膨らませた風船をビーカーの中のろうにつけ、固まったところで水を抜くと、まあるいお椀型のキャンドルになるんです。できあがりはどれも素敵〜!クリスマスに点けようかな、という声も聞こえました。
    
 キャンドルをつくっている間に、雨もすっかりあがり、いよいよ野外炊飯。メニューはキャンプの定番「カレーライス作り」です。今回のメンバー面白いところは、男子が積極的に調理に取り組み、女子が火おこしを率先して行っていたところ。別に競争していたわけではないけれど、3チームともものすごくがんばった結果、スタッフもビックリのスピードでカレーができあがりました。しかも!どのチームのカレーも旨いんです。おそらく今までのキャンプでいちばんおいしい。腕をあげたな〜子どもたち!
    
 そして夜のお楽しみの肝だめし。施設の周りは田んぼと川ですから、あたりは真っ暗・・。外灯もありません。スタッフからこわーい?話を聞いた後(耳を手で押さえて聞こえないようにしていた子もいましたが・・)グループごとにランタンを手に決められたコースを歩きます。途中、用水路の音にビビったり、隠れていたスタッフに驚いたりしながらも、全員めでたくゴールイン!
あったかいお風呂でリラックスした後は、いつまでもいつまでもお部屋で談笑していた1日目でした。
     

 2日目は快晴。気持ちよく起床し、身支度、荷物整理、ベッドメイキング・・。班長さんがグループみんなをうまくまとめてくれて、お部屋の掃除まで自分たちでしっかりできました。朝食のあとの腹ごなしの時間にも、子どもたちは元気元気。スタッフルームに遊びにきて「ぽぽさんダンス」!?を披露してくれました。
    
 そして待ちに待ったカヌーの時間!まずは安全のため、ライフジャケットとヘルメットの正しい装着の仕方を学び、ちゃんと着れているかチェック!そしてみんなで協力しながらカヌーを倉庫からハーバーへ運びいれます。専門のスタッフからカヌーの乗り降りの仕方やオールの使い方の指導があり、いよいよ出艇です。高学年は一人乗り、低学年は二人乗りにチャレンジしました。今回が初めての子は壁にぶつかったり、仲間のカヌーにぶつかったりしていましたが、「右!左!」と声を掛け合いながらがんばっていましたよ。カヌーを降りた後は、全員で水抜き作業を行いました。低学年には体力的にきつかったかな、とも思いますが、自分たちでやらなければ終わらない現実を前に、仲間と協力し合ってやりぬく場面がいっぱいみられました。
    
 最後のプログラムはフライングディスクゴルフ。フリスビーをつかったゴルフです。男女混合のチームの中で競い合いました。ここのフィールドは空もひろくて、原っぱもひろくて、本当に気持ちがいいんです。的をめがけて、思いっきりフリスビーを投げて、気分爽快〜〜!!
 秋のこどもキャンプはこんな風に、自然の中で風や空や大地を存分に感じながら過ごした2日間でした。学校が違ったり、学年が違ったりしたけれど、いつの間にかみんな本当に仲良くなって、とても心地いい時間を過ごすことができましたね。田舎の駅で、帰りの電車を待つ子供たちのまったりした姿に、その心地よさが表れているような気がしませんか?