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2010年度活動報告/ファミリーキャンプ

雪遊びキャンプ!                2011.02.19-20 栃木県日光市
 冬の森での雪遊びキャンプ。気温は氷点下でも雲ひとつない青空のもとで、1日目はそり遊びと雪洞掘りをしました。雪が初めての子も、何度目かの子も、サラサラの雪に「冷たーい!」。雪の斜面をお父さんやお母さんと一緒にそりで滑り落ちる爽快感に、個人差はありますが、ニコニコでおりてくる子、ちょっと怖そうにしている子、勇気のある子はひとりでもチャレンジ!何回も滑っているうちにコツがつかめて、どんどん距離が伸びてきましたね!
  
 そして雪洞掘り。雪の吹き溜まりをスコップで掘り進めます。なかなかの重労働ですが、大人が雪を崩し、子どもが中に入って塊を外へ出す・・という作業を繰り返し、穴は深く、そして中では横穴を掘って隣の穴とつなげるのを目標に、みんながんばりました!ただ掘るという作業なんですが、これが楽しい〜!穴が大きくなるにつれ、入り込んでは休憩。雪の穴の中って、本当にしんと静かであったかいんです。神秘的で不思議な感覚を味わいました。みんなの「どうしても貫通させたい!」という思いで、なんと3か所でトンネルが完成!大人も子供も出たり入ったりを楽しみました。
  
 2日目の早朝、宿の裏に野生のシカの群れが出現!これは今日の動物の足跡さがしも期待できそう!市内の森林公園は山の上とは違い、雪も少なかったですが、おかげでたくさんのモグラの穴を見ることができました。ちょっと失礼して、盛り上がった土を掘ってみると、中には細い通路がちゃんとあって、みんなで納得!他にもリスにかじられたまつぼっくりや、シカの抜け落ちた毛、キジの羽、足跡やフンなど、たくさんの動物の痕跡を見つけることができました。
 子どもたちのお楽しみの雪だるま作りでは、お父さんお母さんと一緒になって雪を転がし、枝や葉っぱで飾り付けて、かわいい雪だるまが雪原のあちこちにできましたね。
  
 後半戦は真剣勝負!のゲームで「雪玉ころがし」と「雪合戦」!!雪玉ころがしはその名の通り、2チームに分かれ、雪玉をころがしてコーン代わりの雪だるまをまわって帰ってくるレースです。これが思ったより大変だった!どんどん大きく重くなっていく雪玉。動かなくて玉を削りながら(叩き割りながら?)全力で玉にぶつかるレースとなったのでした。
 そしてメインイベント「雪合戦」!子どもたちも一緒になって玉をつくり、白熱した戦いが繰り広げられました。勇敢に最前列で参戦する子どもたち、(うんとおチビちゃんは応援席から「ガンバレー!」と応援していましたが)大人は本気モード全開。攻めもすごいが、守りもすごい。自分のチームの旗を撃ち落とされないよう、守りの人は自ら玉に当たっていってました。結果は引き分けでしたが、盛り上がりましたねー!たくさん笑って、気分は最高でした!
   
 都会ではなかなか体験できない雪のあそび。2日間たっぷり堪能しました。遊びを通して、こどもたちも親もあっという間に仲良くなって、楽しさも倍増!のキャンプでした。みなさん、ありがとうございました!


田んぼdeファミリーキャンプ(稲刈り編)   2010.08.28-29 千葉県長柄町
 夏の終わりのファミリーキャンプを千葉県長柄町で行いました。春に植えた苗は、どうなっているかな?里に入るとまず目に飛び込んできたのは、黄金色に輝く田んぼ!空の青と相まって、なんて綺麗な風景でしょう!2日目の稲刈りへの期待が高まります。
 初日は虫捕りやザリガニ釣りを楽しみました。まず森の中でプラコップに甘ーいジュースを滲みさせたコットンを入れ、夜のための仕掛け作り。どんないきものが集まるかなあ?と親子でここぞ!と思った場所にコップをセッティングしました。そして草むらでは網を片手に、はたまた手づかみで大人もこどもも大興奮の虫追い!バッタもチョウもトンボも、大きいのも小さいのも、たくさん捕まえることができました。こどもたちの虫カゴは、あっという間にいきものでいっぱい!田んぼにはザリガニやカエル。こちらも手づかみで格闘していましたね・・。
  
 まだまだいきものと戯れていたい気持ちはあるけれど・・晩御飯も作らなくちゃ。全員協力のもと、恒例のカレー作りです。火を焚く人、食材を切る人、小さなこどもたちだって積極的にお手伝い。チームワークも素晴らしく、おいしいカレーが出来上がりました。夕暮れの中、他のご家族と語らいながらの晩御飯、楽しかったですね。
 そして真っ暗闇の夜が訪れ、ナイトハイクに出かけました。森の中で昼間仕掛けたコップの中をチェック。ドキドキしながら覗きこんだものの、いたのはアリンコくらいで、うーん残念!時間が短かったかなあ・・。森をぬけた後は、懐中電灯を消して闇夜の中を歩いてみました。できるだけ人の気配を消して歩いて行くと、沼ではバシャバシャという音がしていたり、ウシガエルが鳴いていたり。月が出てきたときの明るさには本当に驚きましたね。夜空の星もきれいで、夏の大三角形も確認できました。
  
 2日目、みんなが楽しみにしていた稲刈りです。農家さんへおじゃまし、田んぼへ。カマを手に稲を刈りました。広い田んぼですから刈っても刈ってもまだまだ先は長い〜。昔の人はたいへんだったんだねえ・・こんなにたいへんな思いをしてお米を作ってくれるんだから、大切に食べなきゃねえ・・という声があちらこちらで聞かれました。手刈りを充分堪能したころ、コンバイン登場。乗せていただいてこどもたちは大喜びでした。
 作業の後は、農家さん手作りのおいしいおにぎりでお昼ごはん。もちろん新米です。お腹いっぱいいただいて、農家さんとのおしゃべりも楽しいひとときでした。こどもたちは稲刈り後の田んぼでカエル探しやイナゴ獲りに夢中〜。
  
 最後は小枝でストラップ作りをしました。のこぎりやナイフをつかって、今回のキャンプのおみやげです。ユニークな作品がたくさんできあがりました。
 今回のキャンプは春の田植えに続いて参加されたファミリーが多く、こどもたちに食の大切さを伝える良いきっかけとなったのではないでしょうか。猛暑の中の稲刈りは大変でしたが、大地と向き合っての作業は、終えてみるととても気持ちのいいものでしたね。自然の中にはいろんないきものがいて、共に生きていることも実感できました。このキャンプがご家族のいい思い出となりますように・・。
  


田んぼdeファミリーキャンプ(田植え編)   2010.05.02-03 千葉県長柄町

 春の里でのファミリーキャンプを千葉県長柄町にて行いました。自然の家にて集合、田んぼキャンプが2度目、3度目の人も初めての人もみんなでレクリエーションを楽しみ、雰囲気も和やかに。子どもたちはあっという間に仲良くなっていましたね。そしてお楽しみの野外炊飯!薪運びや調理用具運びも全員協力のもと、スムーズにできました。
  
 メニューは定番のカレーライスとサラダ。大人が見守る中、子どもたちが積極的に材料切りを担当してくれました。火おこしをマスターしたいお父さんお母さんには、かまどを担当してもらい、何事も経験!上手に火点けや炎の管理ができましたね。煮込みの間は子どもたちのお遊びタイム。年上の子が小さな子をよく面倒みて、みんな楽しそう。できあがったカレーはとてもおいしかったです!
 夜にはナイトハイクを楽しみました。懐中電灯の明かりを消して、夜の世界へおじゃまします。いろいろな生き物の気配を感じ、星空の美しさに感動し。都会では味わえない自然を満喫しました。

  
 2日目。いよいよ田植えの日。地元の農家さんのご指導のもと、広ーい田んぼで手植えしました。田んぼの土の感触は最初はヒヤッと、でもだんだんと気持ちよく、たまに足の間をカエルがすり抜けて行ったりもして、心も弾みます。今年のメンバーは根をあげることもなく、存分に手植えを楽しんでいました。先にあぜにあがった子どもたちはタニシやザリガニで遊んでいましたっけ。そして機械植えも体験させていただきました。子どもたちは大喜び!田植え機の上で楽しそう。今年はなんとママたちの乗るレディース号(?)も発進。田植え機の操縦にもチャレンジしました。
  
 田植えのあとは農家のお母さんたちが作ってくださったおにぎりやタケノコの煮物、おつけもの、スープでお昼。お米も素晴らしくおいしいし、タケノコも柔らかく、お腹いっぱいいただきました。ごちそうさまでした!
田んぼをあとにし、最後はおみやげ作り。前の日にかまどで焼いておいた杉板をきれいな木目が出るまで新聞紙でみがき、焼き板のプレート作りをおこないました。
 本物の田んぼに触れ、里の自然を楽しんだファミリーキャンプ。様々な体験を経て、子どもたちは成長し、大人は忘れかけていた何かを取り戻すのではないでしょうか。皆さんの輝いていた笑顔、素敵でした。またお会いしましょう!