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2009年度活動報告/こどもキャンプ


春休みこどもキャンプ              2010.3.27-28 若洲キャンプ場

 春休みに入り、小学生のキャンプが地元江東区の若洲キャンプ場で開催されました。今回は低学年(特に1年生)のこどもが大半を占め、どうなるかなあ〜と内心ちょっぴりハラハラのぽぽでしたが、そんな不安もどこへやら。駅ではちゃんと並んで、電車やバスの中でもマナーを守り、リッパ!リッパ!無事にキャンプ場到着です。荷物運びも何をやるにも、子どもたちのやる気は満々で、嬉しい限り。
 結団式でみんなで頑張りぬくことを誓い、自己紹介ゲームでみんなが仲良くなって、いよいよ協働作業のお時間です。野外炊飯で使う薪を森に入って拾い集め、のこぎりで枝を切ったりハサミで葉っぱを落としたり。初めてのこぎりをつかう子どもたちも、大人のサポートで上手に切ることができました。
   
 午後はテント張りをしました。まず大人が見本を見せ、グループに分かれて自分たちのテントを自分たちの力で張ります。時折大人の手を借りながら、フックをかけペグを打って、テント村の出来上がり!これで今夜の寝る場所を確保!うれしくって何度も出たり入ったりしていた子どもたち。テントによっては合言葉がないと入れないテントも・・!?
 みんなで力をあわせて頑張ったあとは、お楽しみのおやつタイム♪火をおこして、マシュマロをこんがり焼いて、チョコといっしょにクラッカーに挟み込む〜。これがウマイんだなあ♪おかわり続出でした。
    

 そして、野外炊飯。メニューはキャンプの定番「カレーライス」と「サラダ」。みんなで手分けして、野菜を切ったりお米をといだり。薪の準備をする子、火の番をする子、今夜のごはんのために全員で協力して取り組みました。カレーを煮込んでいる間には、マザーツリーの恒例(!?)「だるまさんがころんだ」を今回は「おさるさんバージョン」で。かわいいおさるさんがいっぱいでした。
 できあがったカレーライスはとってもおいしい!自分たちでつくったから格別の味です。ランタンの明かりの中で、賑やかな夕食タイムでした。
食後はみんなが楽しみにしていた「キャンプファイヤー」。まずは火の儀式、自分の願い事を言いながら、葉っぱの付いた枝をひとりひとり火にくべていきます。‘平和の火’‘笑顔の火’・・みんなの素敵な想いが火の粉となって舞っていきました。そして火を囲みながら「猛獣狩りゲーム」で盛り上がったあとは、森の中で本物の「動物ハンターゲーム」。グループごとに森に入り、かくれている動物のカードを探していきます。懐中電灯の明かりだけで、子どもたちはドキドキハラハラ。探検隊の気分を満喫していました。
 夜も更け、1日目は無事に終了。テントの中で楽しげにおしゃべりしていた子どもたちも、すぐにZZZZ・・・。

  
    
 
 翌朝、着替えを済ませテントから出てきた子どもたちと一緒に、海辺の散歩へ。落ちている石の中からひとつだけ、お気に入りの石を持ち帰りました。それから朝食の準備。「白菜とベーコンのスープ」を煮込み、パン生地を竹に巻きつけて炭火で焼きます。寒い日だったので、スープのあったかさがうれしかったね。

    
 食事のあとは荷物をまとめ、テントの撤収。それを済ませたら、さあ野遊びタイム!子どもたちって走ることが本当に好きですね。鬼ごっこ・・と一口に言っても、その種類は万別。ノーマルな鬼ごっこや軍手おとし、色オニなど、とにかく走りまわりました。スタッフは特に狙われやすいので、もうバテバテです・・。
 自然の「フィールドビンゴ」も楽しみました。野原や森の中で若洲の様々な自然を見つけることができました。
    
 森で拾った枝を利用して、手作りのパチンコをつくり、落ちていたドングリを玉にして、飛距離を争う大会もしました。これが結構飛ぶんです。優勝は5年生の女の子でした!
 午後は「ストーンペインティング」。朝海辺で拾った石に好きな絵を描いたり、色付けしたり。このキャンプの思い出の品になるといいな・・。

 今回のこどもキャンプは、キャンプが初めて!という子や、親と離れて初めてのお泊り!という子もいました。あったかいお部屋もないし、ガスや電子レンジもない、全て自分たちでやらなければ泊まるところもないし、食べるものもない、ないないづくしのキャンプでしたが、子どもたちは協力し合い、最後まで意欲的に、本当によく頑張っていました。ひとりじゃできないことも、みんなと一緒だったからできたんだよね。みんながいたから楽しく過ごせたんだよね。
 3月の終わりにしては非常に寒い中でのキャンプでしたが、自然の厳しさを知る、これもまたいい経験だったのではないでしょうか。子どもたちは自分で考え、持参したカイロを使用したり、重ね着をしたり、体を動かしたりして寒さを乗り切りました。少々キツイ思いも、きっと子どもたちを強くしてくれるんじゃないかな、とぽぽは思っています。
 みんなで楽しく過ごした2日間が、いい思い出となりますように!

    


秋のこどもキャンプ               2009.10.11-12 水郷小見川自然の家

  秋休みを利用して、「秋のこどもキャンプ」が実施されました。電車に揺られて小見川へ。車中で初めて会ったお友達ともうちとけ、自然の家では広〜い空とキラキラ輝く水辺が私たちを迎えてくれました。入所式とお昼を済ませ、プログラム開始!まずは「七宝焼きのキーホルダー作り」です。作り方の説明を聞いて、さあ始めましょう!と制作にかかると、あれ?何だか部屋の中が静か・・?子どもたち、一言もしゃべらず、黙々と真剣に作業をしているんです。その集中力ったら!自分の好きな色を使い、好きなデザインで世界にたったひとつのキーホルダーを作り上げました。どれもとても素敵ですよね!
    
 夕方からは、野外炊飯を行いました。キャンプの定番、カレーライス作りです。身支度をして外にでた子どもたちが見つけたものは・・巨大ドングリ!こんな大きなマテバシイ、見たことがありません。しばしみんなでドングリ拾い。ドングリゴマ対決を始める子どもたちもいましたよ!
 みんなで分担して食材やかまどの準備をして、いよいよカレー作りに入りました。1,2年生はピーラーで野菜の皮をむき、3年生以上が包丁担当。また最もむずかしいと言われる飯ごうでのご飯炊きは5年生女子、かまどでの火おこしは5年生男子が受け持ってくれました。途中、かまどにドングリを入れて焼きドングリを味わったり、原っぱのカエルを追っかけたりしてる間に、おいし〜いカレーが出来上がり、ほとんどの子がおかわりして大満足〜!の夕食となりました。夕焼けの中での片付けも、みんなで協力しておこないました。
 夜は施設のプラネタリウムを利用させていただき、秋冬の星座についてお勉強した後、実際に外に出て星空観察をしました。この夜はきれいに星が出ていて、子どもたちは寝転がって星空をながめたり、双眼鏡や天体望遠鏡で観察したり。木星やカシオペア座、秋の四角形などを見ることができました。
 1日目のプログラムはここまで。夜は男子部屋・女子部屋ともに枕投げをしていたようですが、ほんのわずかの間。すぐに夢の中・・だったようです。
    
 2日目、起床後、身支度と荷物整理を済ませると、全員でお部屋と廊下のお掃除。ベッドメイキングもみんな自分で、合格がでるまで頑張りました。いいお天気で、朝食を済ませた子どもたちはもうソワソワ。だってこの日はみんなが楽しみにしていたカヌー体験ですから!ライフジャケットとヘルメットをしっかり着用し、先生からカヌーの乗り込み方・降り方、オールの使い方、前進・バック・ブレーキの仕方などを教えていただきました。高学年は1人乗り、低中学年は2人乗りで乗ることにしました。カヌーの乗り降りには友達の協力が不可欠、手を貸してもらって、ドキドキしながらカヌーに乗り込み、さあスタートです!
 「右!左!右!左!」どの子も大きな掛け声を出して、オールをこぎ、カヌーはスイスイ水面を走っていきました。大空のもとで、風を切って、カヌーは進みます。なんて気持ちいいんでしょう!コントロールがうまくいかず、壁に当たったり、他のカヌーに当たったり・・ということもありましたが、みんなあっという間に上手になって嬉しそう〜な笑顔!笑顔!
 楽しく体験させていただいたあとは、片付けもみんなで。40キロあるカヌーを4人がかりで水から上げ、さかさまにしての水抜き作業もおこないました。こどもだからといってやりっぱなしではなく、最後の片付けまできちんとやりとおす、そんなことが経験できるのも、こどもキャンプならではですね。
    
 最後のプログラムは、ネイチャーゲーム。お題にそって自然の中でさがしものをするビンゴゲームや、植え込みの中にかくれている人工物を見つけ出す「カモフラージュ」など、自然とたっぷり触れ合いながらゲームを楽しみました。
 2日間のプログラムが全て終了し、いよいよ東京に帰る時間。「もっといたいなー」という子どもたちの気持ちは、キャンプが楽しかった証拠だよね!きっと子どもたちは、たくさんの宝物をおみやげに持ち帰ったことでしょう。だって、ここでの2日間はキラキラの笑顔いっぱいでしたから!みんな、また、次のキャンプでね!